この画像は上記で説明しているメタリック塗装の図を実車のボディーパネルを研いで、各層を確認できるようにした例です。
2.塗装が剥がれ耳も変形しています。
デントリペアスクールの受講車を使用して工程の説明をしています。
1.Frフェンダー右側のビックデント修復例です。蹴飛ばされた場合などにこのような感じで入庫されることが多いです。フェンダーアーチ部のプレスラインと、上部のプレスラインも潰れています。
2.作業に入る前にリフレクターボードを利用してお客様とご一緒に被害の状況を確認します。フェンダーの上部から下部にかけ大きく歪んでいるのが分かります。
3.プッシング作業
デントツールを使用して塗装が割れないように注意しながらヘコミを裏側から押し上げていきます。数百回、時には数千回押し上げていきます。
4.タップダウン作業
専用のポンチとハンマーを使用して微妙に高さを調整していきます。
5.中間の状態
その後3と4の工程を繰り返し、元の形状に復元していきます。
6.ポリッシング作業
ポリシャーを使用して塗装面の傷などを落とします。
7.作業終了後は作業前と同じようにお客様とご一緒に厳しいクォリティチェックを行います。お客様がご納得されれば納車(お引渡し)となります。
当グループが独自に考案し、すでにデントリペア業界では当たり前となっているクォリティチェック法の詳細はこちらをクリックしてください。
デントリペア工法では従来の鈑金塗装工法で不可欠であった時間を要する「パテ付け・再塗装・乾燥」などの作業は一切行いません。新世代の合理的な作業方法ですから「低価格・時間短縮・高品質」を、お客様に安定してご提供することが可能となりました。
などが挙げられ、すでに世界中の多くの方々にデントリペアは浸透しており、利用されています。
デントリペア | 板金塗装 | |
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作業スピード | ヘコミの位置・状況にもよるが、小さなヘコミ(エクボ)程度なら、作業条件が合えば5分~10分で終わる場合もあります。通常はご説明や内張り脱着作業の必要がある場合もありますので余裕を持って“2時間程度”みていただければと思います。 ※ヘコミの大きさ、複雑さ、ご予約状況によっては一晩お預かりする場合もあります。 |
通常の工程を踏んだ修理ではほとんどの場合、数日を要すこともあります。 |
料金 | ヘコミを裏から押すという工法なので、作業工程が少なく・基本的に材料費が発生しないなどからコストが抑えられ、比較的安価です。ヘコミの大きさ、車種、状況にもよりますが、目安として板金・塗装料金の1/4~2/3程度となります。ヘコミの状況によっては板金塗装の金額と変わらなくなるケースもあります。(正確な料金は現車確認後となります。) | 修理個所・塗装の種類によっては、数万~数十万円になる場合もあります。(正確な料金は現車確認後となります。) |
品質 | 「塗装を生かさなければならない」という絶対条件があるので、板金に比べると作業の許容範囲は限られます。品質に関してはデントリペアが可能な範囲内のヘコミに関してですが、一流の技術者が作業に従事した場合、修理痕を特定するのはプロでもまず不可能です。当然ですが、逆もあります。 | パテ付け・溶接・やり直しがきくという意味では「修正可能な許容範囲」は絶対的にデントリペア以上です。 品質に関してはパテ痩せ・ゆず肌・色味の違いなどが出ている場合は一見して分かってしまう場合もあります。 |